アーユルヴェーダについて

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アーユルヴェーダの歴史 History of Ayurveda

ケララはインド半島の南端に位置し、世界ではココナッツツリーで覆われた土地として知られています。(緑に覆われたケララの写真をGoogle Mapで見てみてください!)

さらに多くの川とバックウォーターが流れ、ここにいらっしゃる方には説明の必要もないかもしれませんが、「アーユルヴェーダがいまも生活に根付く土地」として知られています。数千年前にインドで生まれたアーユルヴェーダが、現在提供されているような形となったのは紀元前5世紀~紀元後5世紀くらいの間です。アーユルヴェーダは医学の流れを汲み数十世紀に亘り、現在ではアジアのみならず欧米でもポピュラーな存在となりました。
古代サンスクリット語においてAyurvedaの「ayur」は「生命」、「veda」は「知識」を意味します。従って
これを合わせたAyurvedaとは生命の科学または人生の知識を意味しています。

アーユルヴェーダとは、医療の一環というだけではなく、人生を送るノウハウでもあります。
主眼は病気の治療ではなく、病気の原因となる身体の根源に働きかける予防に置かれ、心と身体の健康に全く違ったアプローチを行います。

アーユルヴェーダがもっとも栄えていた時代、その科学は栄光を極め、8つの家族によるファミリービジネスでした。彼らはアシュタヴェイダス(8人の医師)と呼ばれ、アーユルヴェーダの聖典であるVaghbataによるAshtanga Hridayaに精通していました。
8つのアーユルヴェーダはそれぞれに違った方向に進みながらも、それぞれその生命の科学を特別なレベルへと引き上げていきました。

のちに、ケララの医師が新たにシロダーラ、ピリチリ、ニャバラキリなどのトリートメント方法を編み出し、この魔法のような医学に組み込んでいきます。更に著名な医学書にこれらを記録をしたことにより、後々この資料がアーユルヴェーダの研究に多いに役立つこととなります。これらの貢献により、ケララにおけるアーユルヴェーダ研究は今もなお盛んに続いています。

ケララはスパイス貿易により、古来より東洋、西洋との交易がありましたので、アーユルヴェーダが世界に広まるのに時間はかかりませんでした。頭痛に効くトリートメントがあるかと思えば、虫刺されに効くトリートメントもあり、その効能は多岐に渡ります。インドのほぼ全ての寺院に象がいる影響からか、象の不調に聞くトリートメントもある程です。

 

アーユルベーダの概念

アーユルヴェーダには身体を3つのパーツに分ける、アーユルヴェーダ特有の考え方が存在します。
この3つを会わせて3(スリー)ドーシャと呼び、それぞれにエネルギーがあるとされています。

 

カパ:頭から胸の上:再生のエネルギー(水)


ピッタ:胸から腰:活動のエネルギー(風)


ヴァータ:腰から足:消化のエネルギー(火)


 

一人一人、体質や生活習慣や性格などによりどのドーシャが強いのか異なり、これらのドーシャのエネルギーがバランスよく整わなければ身体も心も健康的とは言えません。

アーユルベーダで使われる言葉を用語集(About process of Ayuruveda)で解説しています。

 

アーユルヴェーダの重要性 Importance of Ayurveda

Photo07今日ではアーユルヴェーダは医学のみならず美容法としても注目を浴びています。肌や髪への美容効果を高めるトリートメントもあります。ケララのアーユルヴェーダで使用される薬は自然由来のハーブから成っており、鉱物や金属成分は避けられています。またアーユルヴェーダとあわせてヨガを行うことにより、より高い効果を得ることが出来ると言われいます。

ケララの気候もアーユルヴェーダの効果を一段と高めることに寄与しています。適度に湿潤な気候は、身体の吸収力を高めるのに適しているため、トリートメントの効果をより実感しやすくなります。他では見られない希少なハーブがケララでは育っていることからも、いかにケララがアーユルヴェーダを行うのに適した土地であるかが分かります。

アーユルヴェーダのプロセスには順序があります。プロセスによっては一定期間を要するものもあります。このため、効果は近代医療のように即現れるものではなく、徐々に実感できるものとなっています。
十分な時間があり、そして少しの忍耐力さえあればアーユルヴェーダほどケミカルな成分に頼らず、健康的に身体を保つ医学はありません。

あらゆるものが近代化した近年においても、古来から受け継がれてきたその手法と効能は、今もなお身体や心だけでなく生活そのものに根付き、衰退することなく重宝されています。ぜひ、アーユルヴェーダの施術後に木の下で青く澄んだ空を見上げ深呼吸してみてください。穏やかで慈悲にあふれた気持ちで満たされるでしょう。


HAANAでは、インドでアーユルヴェーダを学びたい、体験したいといった方や、ケララ州のことが知りたい、観光してみたいといった方のためにアーユルヴェーダのことはもちろん、ケララ州の魅力をたくさん伝えていきたいと思います。
よろしくお願いします。