【運営スタッフコラム】アーユルヴェーダ医師へインタビュー⑩ ~身体を構成する要素~

前回の記事では現代医学とアーユルヴェーダの違いについて教えていただきました。今回は主に体の構成についてアーユルヴェーダの特徴、考え方について詳しく伺いました。

Q3. 現代医学にはみられないようなアーユルヴェーダの理論について教えて下さい。

A3. まず、アーユルヴェーダでは3つのカテゴリーがあると説いています。
まず、7つのダートゥ(dhatus)
次に、3つのドーシャ(dosha)
そしてアグニ(agni)
この3つが正常に働いている状態を理想とします。

ダートゥというのは7つの組織を指し、体を構成している要素です。
Rasa… ラサ(乳び、血漿 ※体液)
Rakta… ラクタ(血液)
Mamsa… マーンサ(筋肉組織)
Medas… メーダス(脂肪組織)
Asthi… アスティ(骨組織)
Majja… マッジャー(骨髄組織)
Shukra… シュックラ(生殖組織)

dhatus
[Courtesy:http://www.planetayurveda.com/]

アーユルヴェーダではこれらの組織が体を構成していると考えています。食べ物を食べると栄養分がそれぞれこれらの源になり、丈夫な体をつくります。

3つのドーシャは、ヴァータ、ピッタ、カパのことです。
この3つのドーシャ(トリ・ドーシャ)のバランスが取れていることをプラクリティといい、これを健康な状態としています。

ダートゥとドーシャは呼応していると考えられており、どちらかのバランスが乱れると、もう片方も乱れてしまいます。それによって体を壊したり、精神が落ち込んだりする場合があります。

そしてアグニは消化のことを指します。「agni fire」といい、消化・代謝の火と考えられているものです。これは食べ物を食べた後、お腹で生じるものです。アグニがよく働いていれば、消化活動や代謝が活発になり、理想の健康状態を維持できるのです。
アグニが正常に働いていないとMala(マラ)と呼ばれる毒素が溜まり、排泄がうまくいかなかったり、体に異常が起きたりします。マラが溜まるとトリ・ドーシャが乱れ、病気を引き起こす原因になる場合があります。そのため、アグニが活発な朝の時間帯に多く食事を摂るように心がけましょう。
そのようなことを念頭に置いて生活をすることにより、soul(魂)、senses(五感)、mind(心)の調和をとることができます。



ドクターによると、体の中の組織やドーシャはそれぞれ呼応しあっており、更にそれは精神の調和にも関係しているとのことでした。逆に精神面のバランスが乱れると、それが体に影響を及ぼす場合もあるようです。日本にも「病は気から」ということわざがありますが、アーユルヴェーダでも心と体は繋がっていると考えられているようです。

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