【運営スタッフコラム】アーユルヴェーダ医師インタビュー②

アーユルヴェーダ医師へのインタビューへ行ってきました。
今回もコバラムビーチにあるアーユルヴェーダ施設へお邪魔してきました。この施設にはドクターが2人おり、日替わりで担当しているようです。セラピストさんは男女それぞれ2人ずつ働いていました。
今回はアーユルヴェーダ医師になって6年目の女性ドクターにインタビューをしてきました。

Q1. アーユルヴェーダとは何だと捉えていますか?

A1. アーユルヴェーダの「ayur」とはサンスクリット語で「生命 (life)」、「veda」とは「知識 (knowledge)、科学 (science)」を意味しています。インドで5000年前に誕生してから現代まで、長い間受け継がれてきた健康的な人生を実現するための学問であると捉えています。

Q2. 健康的な人生を実現するために、何が必要だと思いますか?

A2. まずは基本的な食生活を見直すことからはじめるべきだと思います。私が考えるのは①ジャンクフードを食べ過ぎない。②食前もしくは食後1時間に水を飲んでお腹の調子を整える。③8時以降は飲み食いしない。④食事したら次の食事まで3時間は時間を置く。以上の4つです。基本的なことですが、毎日意識するかしないかでは、体のコンディションは大きく異なります。それに加え、自らのドーシャを把握しておくことも、健康的な人生のためには大事だと思います。

Q3. どのようにして患者のドーシャを診断するのですか?

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A3. 私の場合は、まずはじめに患者にアンケートに答えてもらいます。(アンケート用紙を見せてもらったら、全部で5ページほど、体や精神状態に関する質問事項がビッシリ並んでいた。)その後、記入してもらったアンケートを元に患者に色々な質問をして、その人の体質や性格を見極めます。その後に脈診(ナーディ・パリークシャー)をして、その人のドーシャを診断します。経験を積んだベテランのアーユルヴェーダ医師は脈診をしただけで、患者の全てを理解することができます。

Q4. ここにはどのような患者が来るのですか?

A4. ビーチのすぐそばにあるので、外国人観光客がよく来ます。リピーターも多く、ロシアや中東から長期滞在しに来る方もいます。長期滞在者は朝早く起きてヨガを行い、パンチャカルマを受けて、その後はリラックスして過ごします。毎日この生活を続けることで、体から毒素を排出することができます。もちろん地元の人たちも診察に来ます。

Q5. ヨガはアーユルヴェーダと関係があるのですか?

A5. ヨガとアーユルヴェーダは古くから強く関係しています。ヨガは人間の心や精神面に影響を与え、アーユルヴェーダは身体に影響を与えるものとされ、それぞれ心と身体の調和を目的としています。アーユルヴェーダは食生活やオイルマッサージを通じてヴァータ、ピッタ、カパのバランスを整える効果がありますが、ヨガはこれを精神面からアプローチします。そのため、両方一緒に実践することで、より良い効果が得られるでしょう。

Q6. 何種類のオイルを扱っていますか?

A6. 65種類以上あります。それぞれの患者の体質やマッサージ方法によって使い分けています。1日だけのリラックスマッサージに使用するオイルは主にダンワンタラムというオイルで、これはどのドーシャタイプにも使用することができるオイルです。オイルは全てハンドメイドされており、人工化料などは入っていないオーガニックなものを使用しています。自然なものを使用するのがアーユルヴェーダの原則ですから、それに背くことは一切しません。

Q7. 世界中から観光客がアーユルヴェーダを受けに来るとのことですが、現在アーユルヴェーダが世界に注目されている理由は何だと思いますか。

A7. アーユルヴェーダのコンセプトは有害な原材料を使用しないことで、オイルも薬も全て植物など自然のものから作られています。副作用がなく病気を治療することができ、更にリラックス効果も期待できるからだと思います。このような効果は日本ではあまり注目されていないのでしょうか。他の国と比べると日本人のお客さんは少ないので、ぜひ日本人のみなさんにもアーユルヴェーダの教えに興味を持ってもらいたいです。



日本でも最近はアーユルヴェーダがテレビに取り上げられるなどしているためか、名前は聞いたことがある、という人も多くなってきていると思います。リラックス効果だけでなく、生活を変える「健康的な人生を実現するための学問」としてのアーユルヴェーダが広まると嬉しいですね。貴重なお話をありがとうございました。
この後、ドクターおすすめのオイルマッサージ体験をしてきました。
また次回の記事でレポートします。

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